最近は将来の夢として”声優”という職業がランクインするくらい人気が出ていますね。
毎年のように声優スクールへ応募する人も増えていますが、プロとしてやっていけるのはほんの一握りです。
更に生活できるくらいに稼げるレベルになるのは、狭き門とも言われていて学生の頃から目指している人は色々とオーディションを受けたりとスタートダッシュしている人もいます。
そんな中でも「声優になりたい」と思っていても、まずは何から始めたらいいのかわからないと悩んでいる人もいます。
- 「事務所に所属しないと声優になれないの?」
- 「どうやって声優になるの?」
- 「オーディションってどこでやってるの?」
声優を目指すといっても、歌手や俳優と同じような仕組みではありますがどこから手を出せばいいのか悩みますよね。
「未経験歓迎!」なんてオーディションに関しても、本当に何もやったことがない人が受かるものなのかわかりません。
ここでは、「声優を目指しているけど未経験という右も左もわからない!」という人の為に、未経験でも声優の仕事をもらった私がどうやってオーディションを受けて勝ち取ることができたのかこっそりお伝えしたいと思います。
- オーディションについて
- 仕事の探し方
- 自分で勝ち取れる仕事
それぞれ詳しく分けて紹介しているので、気になるところから読んでみてください。
少しでもあなたの将来の為にお役に立てると嬉しいです♪
オーディションの仕組みを知っておこう
声優のオーディションといっても、事務所所属へのオーディションや仕事へのオーディションなどピンからキリまでありますね。
ここでは、仕事関連のオーディションについての仕組みについてまとめてみました。
正直「これが現実なのか…」とガッカリするかもしれませんが、しっかりと仕事を勝ち取る方法についても紹介しているので一緒にチェックしましょう。
一般公募にはプロもいる
よく「プロアマ問わず」なんていう応募条件を目にしますが、これは”プロで活動している人も素人で未経験の人でも応募できる”という意味です。
これには正直なところ、プロも応募できるわけですから声優の仕事未経験の人とプロが戦っても勝てる見込みがありませんよね。
結論を言ってしまうと、受かるのはゼロに等しいです。
もしも「一般公募で素人が受かった」というオーディションがあれば、その素人さんは経験者で基礎が出来ている人の可能性が高いです。
とにかく受けたからと言って、スムーズに受かってすぐに声優デビューできるという夢は難しいのが現実です。
ただ参加するのは自由なので、自分の実力試しとしてオーディションを受けるのは有りです!
定期的に開催しているオーディションもあるので、そちらもチェックしてみてくださいね。
未経験は事務所の養成所行き
オーディションを受けて落選した時に声がかかるのが、事務所の養成所への案内です。
落ちた人のほとんどが紹介されているので、特別選ばれているというわけではありません。
声優養成所というのは、声優を目指している人が知識や演技力などを学ぶところなので未経験者であればそこからスタートする人も多いです。
ただし養成所へ入ったからといって、そのまま事務所に所属できるわけではありません。
そこからまたオーディションを受けて、事務所に入れるかが決まります。
つまり、養成所は事務所に入るためのパイプのようなものですね。入っておけばチャンスが増えるという感じです。
「絶対にこの事務所に入りたい!」という人は、通っても損はないと思います。
ただそこが養成所へ通わなくても、一般公募で事務所への所属オーディションを開催しているのであればそちらを優先したほうが良さそうですね。
ワークショップの勧誘が多い
これもオーディションあるあるの話ですが、主催側で開催しているワークショップやイベントなどの勧誘をされます。
「オーディションと関係ないじゃん!」と思った人、そのとおりです。
未経験者である人が受けれるオーディションのほとんどが、こういった勧誘の為に開催されているのではないかと思うくらいです。
もちろん全部がそういったオーディションではありませんが、話題作りだったりその作品を成功させるためにオーディションで興味をもってもらったりと実は裏でこういった仕組みがあるんです。
正直なところガッカリしてしまうかもしれませんが、オーディションの多くがそういったところなので注意しましょう。
養成所からスタートしたい人はコチラ!
「オーディションやっても勧誘怖いし、とりあえず基礎から勉強してみようかな」
と思った人は、養成所選びにも注意しなければいけません。
まず養成所へ通うには、お金が必要です。
学校と同じなので、入学金や授業料がかかってきます。
私のおすすめは、以下の2つ!
まずは無料の資料請求で、養成所がどんなところか比較してみてくださいね。
日本ナレーション演技研究所
…学生や働いている人で、声優になりたいという人が通う人気の養成所です。
週1からでも通えるというのがメリットで、基礎科、本科、研修科とそれぞれの実力や目指したいスキルに合わせてコースを選ぶことができます。
インターナショナル・メディア学院
…有名現役声優の堀川りょうさんが学院長であり、直接指導してくれる声優養成所です。
プロの声優に演技指導してもらえるのは、勉強にもなるし自分が声優になったときに役立つことばかりなので現場の雰囲気を掴みたい人におすすめです。
すぐに仕事をしたいなら自分で探そう
オーディションを受けても、実際に蓋を開けてみたら養成所やワークショップなどの勧誘が多く仕事に繋がることが少ないということがわかりました。
声優になりたいと夢見てる人にとっては、ちょっと悲しい現実ですが実際に起きていることなのでもしもオーディションを受ける時は頭に入れておいてください。
では、どうやって仕事をとればいいのでしょうか?
今すぐ声優の仕事をしたいのであれば、自分で探すのが1番です!(事務所に所属や預かりの人は相談してください)
事務所に所属していても、人気の所属声優さんの仕事ばかりで入ったばかりではなかなか仕事ももらえずバイト生活している人もいます。
それではせっかく所属しても意味がありませんよね。
でも私は事務所に入らなくても、実際に声優としての仕事を経験することができました。
次はその実績についてお話していきたいと思います。
自分で見つけた5つの仕事
普段から行動力だけには自信があった私は、とにかく自分で色々と探しました。
でも、オーディションでの声優仕事は少なく事務所にも入っていなかったので作品へのオーディションの話ももらえず悩んでいました。
そんな時に目に止まったのが、【依頼募集サイト】です。
オーディションというよりも、仕事内容とのマッチングが合えば契約成立となりプロアマ問わず仕事ができるものです。
募集されているのは、声優の仕事だけではありませんが私はそこで仕事を勝ち取ることができました!
ここではどんな仕事内容があったのか、5つを紹介していきたいと思います。
1・企業ナレーション
企業ナレーションなんて出来るものなのかと最初は驚きましたが、声優起用となるとお金もかかるということで一般での募集が多いです。
主に、企業のプロモーション動画やプレゼン動画、大きい仕事の場合はCMナレーションなどもあるので実績としてかなりプラスになります。
私はプロモーション動画の仕事からでしたが、期限内に納得いく作品が仕上がったとのことでちょこちょこお仕事をいただけるようになりました。
最終的にはラジオで流れるCMナレーションも担当させていただいたので、募集があったら絶対に応募しておきましょう!
ギャラとしては、10,000〜30,000円前後でしたが経験値によっても違うようなのであまり参考にはならないかもしれません。
2・アニメのガヤ
これはバイト募集で見つけたものです。
エキストラとかのバイトで、極稀にアニメのガヤとしての募集があります。
ピンポイントのセリフはありませんが、「この作品に出ました」という実績は残すことができますよね。
また、実際の現場を見ることができて声優としての仕事を生で見れるのでとっても良い経験になりました。
ギャラはほぼありません。
仕事というよりも、声優ファンとして参加できるというイメージでした。
3・スマホゲームのキャラクター
最近はアプリゲームが流行っていますよね。
声優さんを起用するにも、キャラクターが多いと予算の問題で全員に声をつけるということが難しくなるそうです。(企業によります)
そこで一般からの募集をかけて、何人かオーディションでの獲得枠で参加することができます。
オーディションといっても、サンプルボイスを送って判断してもらうので自分が足を運ぶこともないし連絡もメールのやりとりなので拘束時間もありませんでした。
もちろん募集内容によっては、実際に面接したり実演することもありますが私はもらった仕事では全てメールなどのやりとりで終わりました。
ギャラは一律のところもあれば、セリフ数によって変動することもあります。
4・VTuber(バーチャルユーチューバー)の声優
YouTubeの中でも今1番勢いのあるVTuber。
これには演じる中の人がいないと始まらないので、キャラクターに声を吹き込んでくれる人を募集しています。
内容によっては、歌ったり踊ったり、ゲーム実況したり雑談したり…と声だけでなくトークスキルも必要になるし毎回録音しなければいけないので拘束時間は1番かかると思います。
でもそのキャラクターが人気になれば、中の人としてアピールしたときに自分のメリットになるのでやっておいて損はありません。
ただしギャラに関しては、募集している人によっては無償ということもあるので選ぶ時は注意してくださいね。
5・ラジオのアシスタント
アシスタントといっても、ガッツリメインではありませんでしたがコーナー冒頭の説明やお知らせなどを伝えるということを仕事としていただきました。
これも募集サイトで見つけたものです。
通常はオーディションや事務所へ依頼があるというイメージでしたが、ネットラジオや予算の少ない番組は即戦力のある人がいれば起用してくれるそうです。
個人的な意見ですが、そこから関係者の人と繋がることができるので事務所への紹介や新たな仕事にも期待できます!
ギャラはバイト代程度でしたが、実績として積むことができたのでとても良かったです。
おすすめの募集サイト3選
最後に…
「紹介した声優の仕事はどこで募集しているの?」
という疑問にお答えしたいと思います。
声優の仕事はオーディションが全てではありません。
実際に私が、募集サイトで色々な仕事を見つけることができました!
ここでは、その仕事をどの募集サイトで見つけたのか3つ紹介しています。
まずは登録することが第一歩なので、是非チャレンジしてみてくださいね。(ちなみに登録も無料です)
クラウドワークス
まずはこちら、クラウドワークス。
企業ナレーションの仕事、アプリゲームの仕事はクラウドワークスで見つけました。
初めて挑戦する人には、始めやすいサイトだと思います。
相手側からの仕事内容や報酬金額も提示されていて、口コミもあるので「この仕事大丈夫かな?」という不安もありません。
報酬は少ないところもありますが、初めの頃はまずはチャレンジしてみることが大事なので自分が「これならできそう!」と思えるものは是非やってみてください。
ちなみに自分から売り込むこともできますが、もし「自分を商品として売り込みたい!」という人は津で紹介しているサイトあるのでそちらをチェックしてくださいね。
coconala(ココナラ)
ココナラは自分の特技を売り込むことができるサイトです。
ここは仕事を探すところとは違いますが、先程お話していた「自分を売り込みたい!」という人にピッタリのサイトなんです。
自分で給与を決めることができるし、事前に宅録ができるならそこを伝えることによって急いで探しているクライアントが声をかけてくれることがあります。
VTuberの仕事はここで決まりました。
マッチングすると、終わった後に評価してもらえるのでそれが自己PRになって人気ユーザーになりやすいです。
自己PRの場所として、登録しておくだけでも損はありません。
ちなみに登録もマッチング料金もお金がかからず無料なので、是非試してみてくださいね。
マッハバイト
マッハバイトは、バイト探しのサイトで有名ですよね。
私も学生時代に使っていました!
「マッハバイトで声優の仕事ってないのでは?」って思いますが、私はこのマッハバイトでアニメのガヤとラジオアシスタントの仕事をゲットすることができました。
良い経験になるし、実績として残せるので応募すべきです!
マッハバイトも無料で登録ができるので、そういった大きな仕事の情報を知る為にも登録だけはしておいたほうが後でラクですよ!
まとめ
未経験ではオーディションを受けることができても、仕事に繋がらないということがわかりましたが探してみると、実は素人でも応募できる仕事がたくさんありました!
まだまだ演技に自信はないけど、「声優になりたい」という気持ちがあれば仕事はいくらでもあります。
なのでまずは募集サイトから、自分のできることを探してみてはいかがでしょうか。
もちろん基礎から学びたいという人は、ここで紹介した養成所へ通ってみるのも良いと思います。
- 日本ナレーション演技研究所
- インターナショナル・メディア学院
おすすめの募集サイトは、全て登録から応募まで無料です。
なのでやっておいて損はありません。
- 企業の仕事を探す→クラウドワークス
- 自分を売り込みたい→coconala(ココナラ)
- 現場の仕事をしたい→マッハバイト
しかも募集サイトの中でも名前も知られているところなので、安心感があります。
まずは登録して、自分に合った声優募集を探してみてくださいね。