趣味でイラストを描いている人の中で、副業として稼ぐ方法があることを知っていますか?
もちろん「私の絵を有償にするなんて無理!」という人は、今まで通り趣味の範囲で無償で良いと思います。
でも、見ている側の中で「お金を払ってでも描いてもらいたい」という人がいたら嬉しいですよね。
自分の実力を認められたという嬉しさと、褒めてもらえた喜びで更に「もっと描きたい」と思えるのではないでしょうか。
実は私もその中のひとりで、自分の中ではただの趣味で描いていたイラストが他の人から有償でお願いされることがあって「これは副業として出来るんじゃないか」と感じたのがキッカケです。
それからは、知人や友人を通して有償でイラストを受けていたのですがもっと他の人にも知ってもらいたいと思って募集する方法を探しました。
そして見つけたのが、趣味を活かすことのできる募集サイトです。
ここでは、以下の3つを紹介しています。
- 実際に稼いだイラスト案件
- 注意すべきポイント
- おすすめの募集サイト
「自分でも稼げるのかな?」と気になった人も、「イラストで稼ぎたい」という人もこの記事を読むことによって副業としての稼ぎ方がわかると思います。
少しでも参考になると嬉しいです。最後までチェックしてみてくださいね。
実際に稼いだ10種類のイラスト案件
まず最初に、私が募集サイトなどで見つけて稼ぐことができたイラスト案件を紹介していきたいと思います。
個人差はあるかもしれませんが、平均謝礼についてもお話しているので参考にしてみてください。
1・結婚式のウェルカムボード
平均謝礼は5,000〜10,000円
結婚式は人生で最大のイベントとも言われているので、かなり責任重大ですがイラストを参考に見てもらってやりとりしていくので不安要素はほとんどありませんでした。
写真からのイメージ絵や、人物絵、影絵など描き方は色々ありましたが途中工程でチェックしてもらったので後で「イメージと違った」なんていうトラブルもなくとても良いお手伝いができたと思います。
描き方や、制作時間がかかるイラストに関しては料金を上げたりしましたがだいたいこのくらいが相場になっています。
業者に頼むと2〜30,000円はするらしく、それよりも安く抑えられるならとこういった趣味で描いている人に依頼が増えているそうです。
2・SNSのアイコン
平均謝礼は500〜1,000円
以前は、無償が多かったSNSのアイコンですが最近は依頼が多く有償のみの受付をする人も少なくありません。
「アイコンにお金を払うの?」と思う人もいますが、イラストを描いている時間があれば他にやることができます。時間を割いて描いているので、出来たら謝礼対応が好ましいです。
イラストに関しては、こちらも写真をもらってキャラクター化したりイメージを伝えてもらって描くことが多かったです。
アイコンだけじゃなく、他でも使用する場合は画像の大きさを用意して追加料金をもらうこともありました。
中には、安く抑えて悪用する人もいるので募集サイトでも注意事項などを記載しておくことをおすすめします。
3・チラシ用のイラスト
平均謝礼は3,000〜5,000円
デパートやイベントなどの広告やチラシ用のイラストは、謝礼にバラつきがありました。
描き直しも含めての謝礼費用なので、経歴として残せる依頼であれば受けても良いですが、何度も対応していると「この人なら追加料金なしでも引き受けてくれそう」と思われやすいので注意してくださいね。
対策としては、依頼を引き受ける時に「描き直しは◎回まで/それ以上は追加料金有り」と伝えておきましょう。
4・書籍の挿絵手伝い
平均謝礼は10,000〜50,000円
これは、1ページにつきの料金なので枚数によっては更に謝礼が増えます。
書籍の挿絵は、カラーとモノクロによっても変わってきます。費やす時間も全く違うので、時給換算してみてあまりにも安すぎるようであれば交渉してみましょう。
「絶対にこの仕事やりたい!」というものであれば、受けてもいいですがそこで「この人は安くやってもらえる」という印象を与えてしまうと次にもらう時の仕事も謝礼が少なくなってしまうので一定額を決めておくといいですよ。
5・名刺用のイラスト
平均謝礼は1,000〜2,000円
名刺ってあまりイラストが描かれているイメージがありませんでしたが、最近は企業でも「覚えてもらえるように」と自分を売り出すためにイラストを入れている人もいます。
印刷するものなので、名刺にしたときの仕上がりを計算して描くことを踏まえた上での謝礼価格になっています。
もちろんこの金額よりも安く対応している人もいれば、高めに設定している人もいます。
高めに設定することによって、注文が多いかというとそうでもありませんでした。逆にこういったところで費用を抑えようとする人の方が細かな修正が多かった印象です。
人それぞれではありますが、自分で謝礼を設定するのであれば500円対応はおすすめしません。
6・WEBサイト用の挿絵
平均謝礼は10,000〜50,000円
サイト用の挿絵に関しては、「ただのイラストかな?」と思っていたら文字入れがあったりデザインも任されることがあるので詳細をよく聞いてから依頼を受けるようにしましょう。
また、1枚だけでなく何種類か挿絵を含めた謝礼で提示されていることがあるので「高額だから引き受けよう」と思っても枚数や描く量を計算してみてください。
私も謝礼額だけで判断してしまい引き受けたことがありましたが、描き直しはもちろん10パターンのイラストを描いて20,000円だったので後悔しました。
こういった失敗のないように、依頼内容はしっかりとチェックしましょう。
7・漫画制作のアシスタント(背景)
平均謝礼は5,000〜10,000円
私が実際に依頼を受けたのは、キャラクターなどではなく背景でした。
背景を描くのも、作風によっては細かな描写が必要だったりするのでどんな背景が好ましいのかを聞いて自分に向いているか判断したほうがいいと思います。
「苦手だからこそ克服したい」という気持ちで依頼を引き受けてもいいですが、漫画制作になるとクオリティも求められてくるので後になって「やっぱり難しいかも」というのは通用しません。
得意分野であればおすすめですが、苦手であれば自分で練習して依頼は受けないようにしましょう。
8・ゲームのキャラクターデザイン
平均謝礼は10,000〜50,000円
ゲームのキャラクターデザインは、1体に対しての価格ですが表情のパターンだったり頭身やアップの注文もあるのでどこまでに対しての謝礼なのかを把握しておきましょう。
謝礼額が高いので、「一気に稼げる!」と思っていてもとんでもない数のキャラクターデザインだったなんてこともあります。
特に初めてこういったことを副業で始めると、相場もわからないので安いのか高いのか不安になるかもしれません。
そんな時は、自分にとって価値のある仕事かどうかを考えて決めるようにしましょう。
9・年賀状デザイン
平均謝礼は5,000〜10,000円
企業の依頼が多く、ロゴやデザインは基本的には決まっています。
干支のイラストを描いて企業のロゴを入れて、専用の年賀状にするのですが気に入ってもらえると次の年もお願いされたり別の案件を依頼されることもあるのできっかけとしてやっておく価値はあります。
特に難しいイラストを描くこともないので、募集があったらチャレンジしてみましょう。
10・アイドルのグッズ
平均謝礼は10,000〜50,000円
アイドルをキャラクター化したものをグッズにするそうで、1人につき5,000〜10,000円程でグループにするとこのくらいの相場です。
自分が描いたデザインがグッズ化されるというのは嬉しいですよね。
特に自分が好きなアイドルであればなおさらです。
ただしアイドルのグッズでイラストを担当しても、公表できないこともあります。
実際に私が担当したイラストも、口外しないようにと言われているので何のイラストを描いたかは言えません。
他の依頼と比べてみると、比較的高額なので「一気に稼ぎたい」という人にはおすすめです。
仕事するときに注意すべき3つのマナー
実際にイラスト関連で稼ぐことができましたが、仕事をするときに注意すべきことがあります。
「初めて有償でイラストを描く」という人は、特にマナーに関してはしっかりと守っておかないとトラブルに繋がってしまいます。
後で「知っておけばよかった」と後悔する前に、こちらを参考にしてみてくださいね。
1・納期を守る
これは依頼を受けるならば、当たり前のことですね。
体調管理やスケジュール管理がしっかりしていれば特に問題なく納期を守れると思いますが何度も描き直しがあったりすると納期ギリギリになることがあるのでそのへんは注意が必要です。
私の場合は、納期3日前に終わらせるつもりでスケジュールを組んで動いていました。
そこで依頼人から修正があれば、残りの日数を使えば余裕をもって完成することができます。
2・レスポンスは24時間以内
依頼された人からの返信は、すぐにできなかったとしても24時間以内に返すことを心がけましょう。
レスポンスが早い人は、企業受けも良いのでどんなに忙しくても返信だけはしておいたほうが良いですよ。
私の知り合いの話ですが、追加の仕事依頼がきていたのに返信が遅れてしまったせいでチャンスを逃してしまったそうです。
こういったこともあるので、依頼人とはこまめにやりとりをしておいて損はありません。
気になったことや、不安要素があったらトラブルを防ぐ為にもこちらから聞いてみるのもおすすめします。
3・挨拶をする
人として当たり前のことですが、突然仕事の話をするよりも「こんにちは、お世話になっております」といった簡単な挨拶が入っているだけでも印象が違います。
この後詳しく紹介していきますが、募集サイトでは依頼人からの感想も掲載されるので対応の仕方によっては「この人は態度が悪いです」なんて書かれてしまったら誰からも依頼されません。
相手にとって好印象を与えるためにも、最低限挨拶はしましょう。
売りたい人におすすめのサイト3選
最後に…
「どこでイラスト募集を探せばいいの?」
という疑問にお答えしたいと思います。
プロのイラストレーターや漫画家じゃなくても探してみると色々あります。
それぞれ登録無料なので、自分に合った環境を見つけてチャレンジしてみてくださいね!
クラウドワークス
企業の依頼が多いのは、断トツでこちらのクラウドワークスです。
漫画アシスタントやゲームデザインなどの依頼は、こちらから引き受けました。
キーワード登録しておけば、自分の気になる案件をメールで受け取ることができるので利用したことがない人は、新規登録だけでもしておいて損はないと思います。
一つの依頼でガッツリ稼ぎたいという人は、クラウドワークスがおすすめです。
coconala(ココナラ)
自分を売り込むことができるのがココナラです。
募集は少なく、ほとんど自分で売り込んで依頼をもらうパターンが多いです。
自分で謝礼額を決めることができるので、「本当はもう少し欲しかったのに」とガッカリすることもありません。
普段自分から言えない人にとっては、予め設定できるのでやりやすいと思います。
また、初めてイラストを副業にするという人は始めやすいので新規登録だけでもやっておきましょう!
minne(ミンネ)
minneは商品ではなく作品を販売するサイトなので、ウェルカムボードの依頼募集用に使っています。
イメージとしてはネットの雑貨屋さんという感じなので、こだわりが強いひとが多かったです。
こちらでは、キャラクターなどのイラストではなく影絵やドット絵などのオシャレでアート寄りの依頼が多いので苦手な人はココナラやクラウドワークスの利用をおすすめします。
まとめ
趣味が絵を描くことでも、副業として有償でお仕事の依頼を受ける方法として実際に受けたことのある案件や稼ぎ方などをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
自分が普段描いているものに対してお金をもらうということは、人によっては「本当にいいのかな?」と恐縮する人もいますが副業として稼いでいる人もいるので自信をもってチャレンジしてみましょう。
- 企業からの仕事→クラウドワークス
- 自分を売り込む→ココナラ
- アート系が得意→minne
今回私が利用しているおすすめの募集サイトも一緒に紹介しましたが、全て登録無料なのでまずは新規登録することから始めてみてくださいね。