”文字起こし”という職業…
別名”テープ起こし”とも呼ばれていますが、今ではテープではなくICレコーダー
名前の通り文字を起こす作業なので、パソコンのデータ入力が得意な人であればすぐにでも始めることができます。
基本的に自宅でできる仕事なので、在宅ワークとして探している人も多いです。
この記事を読んでいる人の中にも、「副業したい」「自宅でできる仕事はないかな」と探しているのではないでしょうか。
更に未経験で初心者の場合は、「どうやって仕事をしていいかわからない!」って悩みますよね。
誰でも最初は、初めての仕事はいきなりできません。
何度も経験して仕事ができるようになってきます。
今回は、パソコンを使った仕事である文字起こしについてまとめてみました。
- 仕事内容
- 収入について
- 必要なスキル
- 文字起こしの手順
- おすすめの募集サイト
初めて働くひとや、興味がある人にとって基本的な情報がなければ不安でいっぱいだと思います。
給与だったり、仕事のやり方だったり…
ここではそういった疑問にも、答えていくので少しでもお役に立てると嬉しいです。
それでは早速、文字起こしについて紹介していくので是非参考にしてみてくださいね!
働く前に知っておくべき3つの専門用語
まず最初に、知っておくべき専門用語を紹介します。
こちらの記事だけじゃなく、仕事をするにあたってクライアントも使う用語なので「どういう意味?」なんてことになっては困りますよね。
ここでは最低限知っておくべき専門用語についてまとめたので、是非チェックしておいてくださいね。
1・素起こし
聞き取った音声を、そのまま文字に起こしていくことを”素起こし”と言います。
音声の中には人によって「えーっと」、「あ〜」という言葉が混じっていることがありますがこれも全て文字に起こすことが素起こしです。
聞いたものは全て読まれるものなので、だいたいは省くように指示されることが多いです。
2・ケバ取り
素起こしでも話しましたが、先程の「えーっと」などの言葉を省くようにすることを”ケバ取り”と言います。
やっぱり素起こしままだと、読んだ時に見た目も悪いし読みづらいですよね。
なので、読み手がわかりやすいようにそういった言葉は省いたほうがいいです。
企業会議などの仕事では、ほとんどこのケバ取りも含めて仕事を依頼されることが多いです。
3・整文
ケバ取りをした後に、更にわかりやすいように文章を直していくことを言います。
例えば、しゃべり口調の文章を正しい日本語に直したり…
音声の内容をそのままWEBサイトに掲載したり、書籍化されることもあるのでそういったときにこの整文が必要なんです。
インタビューとかも、この整文をして読みやすくしています。
文字起こし(テープ起こしとは?)
それでは気になる職業である、文字起こしについてお話していきたいと思います。
昔はテープで録音したものを聞き取っていましたが、今ではICレコーダーやDVD、スマホで録音したデータからなど音声種類は色々あるので「テープ起こし」ではなく「文字起こし」と呼ぶ人が多いです。
ここでは仕事内容について、まとめたので職業自体がわからないという人はこちらをチェックしてくださいね。
聞いた音声を文字にする
名前の通り、音声を文字にする仕事です。
素起こしは未経験でもすぐにスタートしやすいですが、の場合は聞き取った音声に対して「この文章を追加したほうが読みやすいな」と思ったら文章に付け加えをしてまとめなければいけないので経験者が有利です。
「音声っていっても早口で聞き取れないこともあるんじゃ…」
って思っていましたが、フリーソフトで音声の速度を調整することができるので自分のペースで文字起こしすることができます。
資格は必要ない
未経験でもできるくらいなので、文字起こしの仕事には資格は必要ありません。
もちろんタイピング技能検定や速記技能検定の資格を持っていることによって、スタート時から優遇されたり仕事を優先して任されるということはあります。
でも、この仕事を経験した私から言うと数を増やしていけば嫌でもタイピングは早くなるし聞き取りにも慣れてきますよ。
なので、「勉強してからじゃなくちゃ…」と不安に思っている人はまずは量の少ない仕事からスタートしてみることをおすすめします。
一人でできる仕事
基本的には文字起こしは、自宅でできる仕事なので一人で仕事をしたいという人にも向いています。
- コミュニケーションをとるのが苦手
- 会社の人とも話したくない
- 営業や接客仕事は無理
文字起こしは、誰とも接することなく仕事をすることができるのでこういった人にもおすすめです。
実際に働いている人の中でも、一人でできる仕事を探していて文字起こしを見つけたという人もいます。
音声を聞いてひたすら文字入力に没頭するので、集中して一気に書くことも出来るし良いですよね。
では次に、気になる収入についてお話していきたいと思います。
どのくらいの収入があるの?
文字起こしは、一人でできる仕事なので人気のある職業です。
でもそれ以外にも副業としても人気の理由があります。
それは、在宅ワークの中でも高収入の部類に入るからなんです。
ここではどのくらいの収入が入るのか、給料についてお話ししていきます。
相場は60分で約5,000円
これはただ1時間やれば5,000円もらえるという意味ではありません。
音声の時間が60分で、それを文字に起こしたら5,000円という意味です。
なので、聞き取って文字に起こしているとだいたい3時間ほどかかってきます。
時給に換算したら、1時間1,600円の時給です。
在宅ワークでこの料金であれば、比較的高いと思います。
ただしこれはあくまでも慣れている人のペースです。
初めて仕事をした時は、私は6〜7時間もかかってしまいました。
でも未経験で初心者であれば、練習として考えたら無料じゃなく少しでもお金がもらえると考えたら良いですよね。
何度もやっているうちに、書き方にも慣れてくるので3時間ペースで終わるようになってきます。
また、音声の内容によっても金額は異なります。
- 一人だけの講義(質問も含める)
- 企業会議(複数人)
- 一対一のインタビュー
こういった音声を、ひたすら文字にしていきます。
自分で聞き取りの得意不得意が出てくるので、仕事をするときは得意分野を活かして選んでいくとペースも早く終わるのでたくさん仕事をして稼ぐことができますよ。
専門内容によって幅がある
基本的に文字起こしでの音声って、企業会議やインタビューが多いのですがその時に専門用語がでてきたりすると「今なんて言った!?」と言葉に理解できず悩むことがあります。
こういったときに、自分にその専門知識があるとスムーズに文字に起こせますがわからない人は調べたり何度も聞き返したりと時間がかかってしまいます。
これが時間効率にも繋がってくるので、次の仕事にとりかかるまでに差がついてしまうんです。
他にも外国語が得意だったりすると、英語の文字起こしもあるのでその時の報酬料金が通常の2〜3倍もらえることもあります。
なので知識はたくさんもっていたほうが、色々な文字起こしの仕事ができるので有利です。
必要な3つのスキル
文字起こしについての収入が、在宅ワークの中でも高収入ということがわかりました。
次にお話しするのは、この仕事をするときに必要であるスキルについてです。
もちろん仕事スタートから「絶対にできないとダメ!」とは言いませんが、最低限あったほうが仕事もスムーズにできるし自分にとっても効率よく働けます。
ここではそんな必要なスキルについてまとめたので、働く時の参考にしてみてくださいね。
1・聞き取る能力
文字起こしは、音声を聞くことから始まるのでまずこの聞き取る能力がなければ仕事をすることは難しいです。
ただ聞くだけならいいですが、それを文字に起こしていくので聞き間違いをしないように注意しなければいけません。
在宅ワークだと自分のペースで出来るからと、よく音楽を流しながら仕事をする人がいますが文字起こしに関してはそれはNGです。
話を聞くことが苦手な人にとっては、この仕事はハッキリいって向いていません。
もしも入力するのは得意だけど音声を聞き取ることが難しいという人は、データ入力の仕事をおすすめします。
2・タイピング速度
文字を入力するので、タイピングが速くなければその分仕事も時間がかかってしまいます。
自分のペースでやりたい人にとってはそれでもいいですが、稼ぎたいのであればタイピング速度はあったほうが仕事も早く終わるのでスキルとしてあったほうがいいと思います。
ただ未経験の人はタイピングの速度は、慣れなのでいきなり速くタイピングを打たなければいけないというわけじゃありません。
自分で「タイピングが遅いな」と感じている人は、無料でできるタイピング練習サイトで文字入力の練習をして特訓しましょう!
是非やってみてくださいね→タイピング練習のサイトはコチラ
3・文章力
音声をそのまま文字に起こすので、文章力はいらないと思っていましたが仕事内容の部分でもお話ししたように文字起こしには”整文”という種類の仕事もあります。
これは更に読みやすいように文章を付け加えたりするので、文章力がないと仕事をすることが難しいです。
また、整文できる人は文字起こしの仕事を普通にやった人よりも報酬が多く見込めて次の仕事にも繋がりやすいのでスキルはあって損はありません。
「文章力なんてない!」と思っている人、このスキルアップはとっても簡単です。
ビジネス用語の本や、丁寧語についての本を読んでおけば正しい文章は書けます。
「自信がない」という人は、まずは通常の素起こしからスタートしましょう!
文字起こしの手順
ここまでお話ししてきて「文字起こしの仕事をやってみたい!」と思ったら、次は仕事の手順についてもチェックしておきましょう。
作業として考えた時に自分に向いているのかを改めてチェックできると思うので、参考にしてもらえると嬉しいです。
ここでは文字起こしの手順について簡単に説明していきますね。
- フリーソフトのOkoshiyasu2に音声を入れる
- 音声が聞き取りやすいように速度調整する
- 聞きながら文字入力していく
- わからない部分は印をつけて省いておく(最後にチェック)
- 完成したら音声と一緒に聞きながらチェック
このような順番で、文字起こしをしています。
ここで紹介しているフリーソフトは、文字起こしをしている人なら誰もが知っているくらい有名なフリーソフトなので安心してダウンロードしてくださいね。
聞き取れない単語や言葉については、印を付けておいて何度も確認してみましょう。
それでもどうしてもわからない時は、「一部分に不明な音声があります」とクライアントへすぐに連絡してくださいね。
以上が、文字起こしの手順でした。
あくまでも私のやり方になりますが、周りでも同じやり方なので「どうやってやればいいかわからない」という人はまずこの方法を試してみてくださいね。
慣れたきたら、自分のやり方で仕事していきましょう!
おすすめの募集サイト
最後に…
「どこで文字起こしの仕事って募集してるの?」という疑問にお答えしたいと思います。
ここで紹介している募集サイトは、文字起こしの仕事をしている人たちが利用している中でも有名です。
登録も無料なので、まずは仕事を見つけるためにもここからスタートしてみてくださいね。
クラウドワークス
登録会員数や、案件数も多く業界の中では大手の募集サイトです。
利用しているクライアントの中には、個人だけじゃなく中小企業に限らず上場企業まで仕事募集しているので実績を残したい人にもピッタリです。
仕事内容の難易度も分けられているので、自分にあったレベルを見つけやすいです。
案件の種類も豊富なので、積極的に応募することができます。
文字起こしの中でも、2〜3分程度の音声を文字起こしする仕事もあるので未経験で初心者の人は始めやすい仕事が多いのでおすすめです。
ランサーズ
こちらの募集サイトも、文字起こしをしている人たちの中では有名で数分の音声から長時間の音声まで色々な案件があります。
単価が低めに設定されていますが、口コミやレビュー記事などはじめての人でも簡単に始めやすい仕事案件が多いです。
数をこなすことによって稼ぐことができるので、お小遣い程度の稼ぎが希望であればこちらのサイトがおすすめです。
Bizseek(ビズシーク)
ビズシークは新しくできた募集サイトです。
そのため、クラウドワークスやランサーズよりも募集数が圧倒的に少ないです。
何故ここでおすすめしたのかというと、上記2つのサイトよりも手数料が安いからです。
ほとんどの募集サイトは、登録や月額使用料もかからない無料サービスが多いのですが発生した報酬から手数料がひかれています。
なので、同じ案件を引き受けるのであればビズシークから受けたほうが報酬は多くもらえるんです。
ただし募集数が少ないので、「とりあえず文字起こしをやってみたい」というお試しで利用してみたいという人におすすめです。
まとめ
今回は文字起こしの仕事について、必要なスキルや収入などについてまとめてみましたが如何でしたでしょうか?
ここまで読んでくれたあなたは、きっと「文字起こしの仕事をやりたい」という気持ちになっていると思います。
まだ不安という人でも、募集サイトによっては数分の音声から文字起こしをする仕事もあるのでそこからスタートしてみましょう。
- 聞き取る能力
- タイピングの速度
- 文章力
この3つのスキルは、仕事をしていくうちに徐々に慣れてくるので最初はできなくてもチャレンジしてみることが大切です。
そして最後に
私が利用しているおすすめの募集サイトは、全て登録無料なのでまず仕事を見つける為には新規登録することをおすすめします。
- Crowdworks(クラウドワークス)
- Lancers(ランサーズ)
- Bizseek(ビズシーク)
是非この3つの募集サイトの中から、自分に合った仕事を見つけてみてくださいね!